国府が置かれた時代の磐田。遺跡や地名に残る古代の痕跡から、このまちの始まりをたどります。
遠江国府は、古代を通じて何度も移転されました。最初は豊田地域に置かれ、後に現在の磐田地域へと移されたと考えられています。この移転の背景には、政治的な権力の動き、土地の価値の変化、交通網の再編成がありました。
「国府台」「中泉」など、地名には古代政治の中枢の記憶が埋め込まれています。これらの地名を丁寧に解読することで、古代磐田の姿が浮かび上がってくるのです。
古代の磐田は、官道を通じて中央権力と結ばれていました。この流通ネットワークは、地域経済の発展を促し、文化交流をもたらしました。出土品、古地図、文献資料を組み合わせながら、古代遠江の全体像を描きます。